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2023-09-23 18:09:00
お彼岸によせて
今日は、秋分の日。
1週間あるお彼岸の中日(ちゅうにち)になります。
お彼岸は、この秋分の日を中心にしていると言えるでしょう。
なぜでしょうか。
秋分の日(春分の日も)は、太陽が真東から昇り、真西に沈むと言い、昼と夜の時間の長さが、ちょうど同じになります。
昼は明るいことから、眼にみえる世界、物質世界、手で触れられる世界をあらわします。
これに対し、夜は暗いことから、眼に見えない世界、心の世界。宗教の世界もこちらに属すると言えるでしょう。
つまり、それらの世界を「等しく大事にしましょう」と教えています。
私たちは、眼にみえる物質世界に重きを置いて生活していますが、それだけでは不十分です。
人間としての本当の幸福とはなんでしょうか。自分のこころや、相手のこころに目を向けて見ましょう。
また、先祖の仏壇や、お墓に手を合わせた時のあの安堵感も、心の世界に属すると言えるでしょう。
一方にかたよらず、両方の世界を等しく大切に。バランスよく生きていきましょうとお彼岸は教えています。